ヤーセミン・ハトゥンは「新オスマン帝国外伝・影の女帝キョセム」に登場する人物。
17世紀のオスマン帝国の女性という設定。
ドラマのヒロインキョセムや多くの登場人物は実在しますが。ヤーセミンは架空の人物です。
太皇太后サフィエの命令で誘拐され。皇帝アフメト1世のハレムに送り込まれます。本人は両親を失い修道院で育てられ記憶を失っていますが。実はキョセムの妹
ヤーセミンの本名は不明。
トルコ語でヤーセミンはジャスミンの意味。ビュルビュル・アガは、キョセムがジャスミンの花がとても好きだったのでキョセムに恨みを込めてこの名前をつけました。
ヤーセミンについて紹介します。
ヤーセミン・ハトゥンとは
名前:ヤーセミン・ハトゥン( Yasemin Hatun)
父:エンッォ
母:?
姉:アナスタシア
出身地:ギリシャ・ケファロニア島
生年:不明
没年:1616年。
ヤーセミンはギリシャのケファロニア島で生まれました。
1603年。姉のアナスタシアがサフィエの手下に拉致されアフメト1世のハレムに連れて行かれます。1年後。父親はアナスタシアを探しに旅立ちましたが、家に戻ることはできませんでした。その後、ヤーセミンの母親も亡くなり、ヤーセミンは孤児になりヤーセミンはベネチアの修道院に預けられました。その過程で記憶を失い自分が誰かわからなくなってしまいます。
ヤーセミンがベネチアの修道院に預けられた後、サフィエの命令で傭兵たちに誘拐され、メフメト・パシャの屋敷で2年間過ごしました。
1616年。サフィエと皇女ヒューマシャーはヤーセミンを皇帝アフメト1世のハレムに送り込むことにしました。皇女ヒューマシャーはイスケンデルに命令してアフメト1世がが狩りに出かけている間にヤーセミンを寝所に連れて行かせました。ヤーセミンはアフメト1世を魅了することに成功。アフメト1世はヤーセミンを「お気に入り」にしました。キョセムがハレムで権力を持って以来、2度の夜伽を務めた側女はいませんでしたが。アフメト1世の命令によりヤーセミンは2度の夜伽を務め。キョセムは危機感を強めます。
ヤーセミンには絵の才能があり。アフメト1世はヤーセミンに道具を与えて絵を描かせます。
太皇太后サフィエはヤーセミンにアフメト1世の暗殺を指示。皇帝の飲む胃薬に毒を混ぜさせました。
サフィエの企みは皇女ヒューマシャーも知りません。ヒューマシャーはアフメト1世の寵愛をキョセムから奪えばよかったので、アフメト1世を殺すつもりはありませんでした。
やがてキョセムはヤーセミンがサフィエの命令で連れてこられたことを知ります。キョセムはジャンネトとエイジャンに命じてヤーセミンを捕らえて自白させようとしますが、ビュルビュルによって救われました。アフメト1世はヤーセミンに虐待を加えたキョセムに怒ります。
やがてアフメト1世の容態が悪化。キョセムはヤーセミンがサフィエの命令で動いているのを知りハジュ・アガにヤーセミンの殺害を命令。ヤーセミンが乗る馬の鞍に細工してヤーセミンは乗馬中に落馬して死亡します。
ヤーセミンの死後の影響
ヤーセミンの死後。サフィエはキョセムに自分が殺害を命じたのはキョセムの妹であると告げました。キョセムはヤーセミンの右足に傷があるのを確認させ、ヤーセミンが妹だと知ります。
激怒したキョセムはイスケンデルにサフィエを殺すよう命じるのでした。しかしイスケンデルには出来ません。
もともと胃の悪かったアフメト1世はヤーセミンの毒さらに体調が悪化。崩御してしまいます。そして物語は皇位を巡る争いへと進みます。
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