「新オスマン帝国外伝・影の女帝キョセム」 第31・32・33・34・35・36・37・38話のあらすじとネタバレ紹介記事です。
今回の主人公は第14代皇帝 アフメト1世の妃で第17代皇帝ムラト4世の母。キョセム・スルタン。キョセムスルタンはオスマン帝国史上もっとも権力を持った母后と言われました。
太皇太后サフィエはかつて兄弟殺しから逃れるために宮殿から出した息子がいると知らされました。その息子の生存に希望を託します。
キョセムは皇女ファーリエの秘密が書かれた手紙を手にれます。それはファーリエが皇帝アフメトを殺害するため天然痘を流行らせた証拠でした。キョセムはそれを使って太皇太后サフィエに宮殿から出るように迫ります。
証拠の手紙を見せられたサフィエはもう逃れられないと考え。エスキサライに行くことを認めました。
キョセムはサフィエを追い出し。子供も身ごもったことでさらにアフメトとの絆は強くなりました。キョセムは新しい部屋と妃の冠を与えられます。
今回はトルコ版オリジナル”Muhteşem Yüzyıl: Kösem(壮麗なる世紀:キョセム)”
No.12″ Gözyaşı Sarayı(涙の宮殿)”~ No.14 “”Ok Yaydan Çıktı!(放れたれた矢)”に相当する
第31話 皇帝の失望 ~ 第38話 反逆の矢
までを紹介します。
第31話 皇帝の失望
キョセムに失望する皇帝アフメト
皇帝アフメト1世は側女のキョセムにファーリエの手紙をどのようにして手に入れたのか聞きました。そして皇帝アフメト1は無垢だと思っていたキョセムまでもが策略に手を染めていることに失望。もう顔を見せるなといいはなつのでした。
ファーリエに会う皇帝
皇帝アフメトは導師ヒュダーイーの修道場を訪問。皇女ファーリエの身柄の引き渡しを要求しました。その後、ファーリエとも会い反逆者と非難。許しを乞うファーリエを許さずいずれここを立ち去ることになると忠告して去るのでした。
敵前逃亡した司令官ナスフの処分
反乱者(ジェラーリ)の討伐に失敗、敵前逃亡した州軍政官ナスフがトプカプ宮殿に連れてこられ。皇帝の裁きを受けました。ナスフは大臣たちの不手際を指摘。皇帝アフメトはクユジュ・ムラトの意見も聞いて処分を言い渡します。
息子の手がかりを求めるサフィエ
金曜日。サフィエは息子の手がかりをもつ若者が来るという書家の家を訪問。その若者が来るのを待ちました。そこにイスケンデルが向かっているのですが。
第32話 皇子の誕生
皇子メフメトの誕生
側女キョセムが皇帝アフメト1世を失望させたまま時が過ぎました。そしてキョセムの出産の時がやってきます。キョセムは男子を出産。皇帝アフメトは「メフメト」と名付けます。しかしアフメトは名付けが終わると素っ気なく立ち去ってしまうのでした。
エスキサライで閉じこもるのサフィエ
エスキサライ(旧宮殿)へ移り、期待した息子にも会えなかった太皇太后サフィエは、部屋に閉じこもったまま誰にも会わずに時を過ごしていました。
ファーリエのもとにメフメトギライが来る
皇女ファーリエは導師ヒュダーイの「安穏の家」で暮らしていました。そこにクリミア・ハン国の王子メフメト・ギライがやって来ます。ファーリエは自分より兄を選んだメフメトギライに失望。かつての恋心は失われていました。
第33話 報復の始まり
キョセムとアフメトの仲が戻る
皇子メフメトが誕生。キョセムは皇帝アフメトに父のことやサフィエの仕打ちについて打ち明けます。皇帝アフメト1世は心を開き再びキョセムを大切にするのでした。
母后ハンダンがトプカプ宮殿に戻り
皇帝アフメトはエスキサライに向かい、太皇太后サフィエを批判。母后ハンダンをトプカプ宮殿に連れ戻します。しかしサフィエはアフメトを皇帝の座から引きずり下ろす決意をします。サフィエは安穏の家で暮らす皇女ファーリエに自分の考えを語るのでした。
サフィエの警告
アフメトがエディルネに出かけたすきに、キョセムの息子が拐われてしまいます。キョセムが探し回ると、なんとトプカプ宮殿の中に息子メフメトを抱いたサフィエがいるのでした。
デルヴィーシュが大宰相殺しの犯人にされる
大宰相が殺害され、デルヴィーシュが犯人として捕らえられました。
第34話 太皇太后への贈り物
サフィエに警告するキョセム
太皇太后サフィエがトプカプ宮殿に侵入、息子を連れ去った件で操作が始まり。宮殿内に買収された者が多数いたことがわかりました。怒ったキョセムは葬式で着用するケーブをサフィエに送り、皇女ファーリエの命を奪うと脅すのでした。
和平案に再び激怒
皇帝アフメトは狩りと称してエディルネに滞在。オーストリアと和平交渉を進めているクユジュ・ムラト・パシャの報告を受けました。ところがクユジュ・ムラトが和平の条件でオーストリア大公が皇帝と名乗るを認めようとしたため激怒するのでした。
皇帝に無実を訴えるデルヴィーシュ
皇帝アフメトはトプカプ宮殿に戻りました。大宰相殺しの容疑で投獄された海軍提督デルヴィーシュに会います。デルヴィーシュは無実を訴えるのですが、皇帝アフメトはデルヴィーシュがファーリエを匿ったのを隠したため、デルヴィーシュを信じられなくなっていました。
第35話 側近の忠誠心
衛兵ヌマン捜索を命じる皇帝アフメト
大宰相が殺された後、衛兵ヌマンがいなくなっていることがわかり、皇帝アフメト1世は小姓頭ズルフィカールにヌマンを探すように命じます。
復讐の準備を始めるキョセム
皇女ファーリエに狙いを定めたキョセムは「安穏の家」を訪れファーリエ皇女に会い圧力をかけます。安穏の家に配給を受けに来ていた少女メレキーとその家族に親切にして見方にするのでした。さらに宦官ギュルブズからハリメ妃つきの侍女メレクシエがサフィエのもとにやってきていると聞き、ハリメに警告するのでした。
衛兵ヌマンがまさかの証言
衛兵ヌマンが捕まりました。皇帝の前に連れ出されたヌマンは、大宰相殺しを認めますが。殺害を指示したのはデルヴィーシュだと証言するのでした。皇帝アフメトはその場では処分を言わずデルヴィーシュとヌマンを下がらせるのですが。
第36話 2つの聖断
ファーリエを捕らえる
キョセムは安穏の家で知り合った少女メレキーやおメフメト・ギライの協力を得て、皇女ファーリエを安穏の家から誘い出しました。ファーリエは待ち構えたズルフィカールの兵たちに捕まってしまいます。キョセムの陰謀に築いた太皇太后サフィエはそこに駆けつけますが間に合いません。
デルヴィーシュへの処分
皇帝アフメト1世は大宰相殺害で囚われていたデルヴィーシュを呼び出しました。そしてデルヴィーシュに不利な証拠があるものの、自分の頭で決断したと言ってデルヴィーシュの命を助けます。そしてある密命を与えるのでした。
ファーリエの処分
囚われた皇女ファーリエは皇帝アフメトのもとに連れ出されました。アフメトは後で処分を下すと言ってファーリエを屋敷に戻すのでした。
第37話 遠征の前夜
皇女ファーリエの死
嵐の夜。太皇太后サフィエは眠れない夜を過ごして嫌な予感がしました。朝。エスキサライに皇女ファーリエの入った棺が運び込まれます。ショックのあまり泣き崩れるサフィエ。サフィエはアフメトを皇帝の座から引き下ろすため同志を集め行動を開始します。
キョセムとサフィエの駆け引き
皇帝妃キョセムは母后ハンダンと協力。サフィエの腹心ビュルビュルをサフィエから引き離し、トプカプ宮殿に異動させます。しかしビュルビュルはトプカプ宮殿のハレムでサフィエへの賛同者を集めようと行動を開始するのでした。
ハリメのたくらみ
皇帝アフメトの遠征が近づきました。ムスタファ皇子を遠征に同行させないため、ハリメ妃は薬を用意してムスタファに風邪に似た症状を起こさせました。皇帝アフメトはムスタファの様子を見て遠征に同行は無理だと考えるのでした。
第38話 反逆の矢
遠征に出かけたアフメト
皇帝アフメト1世はジェラーリ(反乱者)を討伐するために遠征に出発しました。熱を出したムスタファ皇子は宮殿に残りました。
アナトリアに渡り途中で皇帝スレイマン1世が作らせた水道施設に立ち寄りました。今でも残るその施設を使いながら自分も後世に残る建築物を残したいと側近たちに語ります。ところがデルヴィーシュが異変に気づきましたが、サフィエの刺客が放った火矢がアフメト達を襲います。皇帝アフメトは助かったもののデルヴィーシュが矢を受けてしまいました。
キョセムがサフィエの隠し財産を見つける
キョセムはサフィエの側近ビュルビュルを騙して、サフィエの隠し財産を発見。小姓頭ズルフィカールとともに隠し場所に出かけ、財産を没収します。
サフィエの反乱
後がないサフィエは反乱を決行。内通者によって門が開けられ、サフィエ達の兵は安々と宮殿内に兵を突入させるのでした。
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