「新・オスマン帝国外伝・影の女帝キョセム」第20・21・22・23・24・25話のあらすじとネタバレ紹介記事です。
今回の主人公は第14代皇帝 アフメト1世の妃で第17代皇帝ムラト4世の母。キョセム・スルタン。キョセムスルタンはオスマン帝国史上もっとも権力を持った母后と言われました。
皇帝アフメト1世は天然痘から回復。
その危機を救ったアナスタシア(マフペイケル)はアフメトから大きな信頼を得てキョセム(先導者)の名を与えられます。
皇帝アフメトは自分がいない間に皇位後継者を決めようとしたサフィエに激怒。追放の命令を出すのですが。
今回はトルコ版オリジナル”Muhteşem Yüzyıl: Kösem(壮麗なる世紀:キョセム)”
No.8″Sultanların Savaşı(妃たちの戦い)”~ No.9“Rüzgar Eken Fırtına Biçer!(風を起こす者は嵐に遭う)”に相当する
第20話 謀りごと ~ 第25話 愛と権力の階段
までを紹介します。
第20話 謀りごと
トプカプ宮殿に居残るサフィエ
皇帝アフメト1世の命令により、太皇太后サフィエはトプカプ宮殿を出て旧宮殿に移ることになりました。送られる当日。アフメト1世の前に現れたサフィエは倒れてしまいます。
病気の祖母を追い出すわけにもいかず、アフメト1世は仕方なくサフィエが回復するまでトプカプ宮殿に残ることを認めます。でもそれはトプカプ宮殿に残ろうとするサフィエの仮病でした。
アフメトが出陣の決意
皇帝アフメト1世はジェラーリ(反乱者)の討伐に向かうイェニチェリ(常備歩兵団)たちの激励に向かいました。
そこにはジェラーリからなんとか逃れたズルフィカールが都に戻っていて、ラシャ・ハトゥンが生きていることを知らされます。皇帝アフメトはアフメドは、ラシャを救うために自ら軍を率いてジェラーリ討伐に向かうことを決意するのでした。
サフィエの陰謀
しかし皇帝アフメトの出陣はサフィエの思惑通りでした。サフィエは皇帝がいない間にムスタファを皇帝にしようと策略を巡らせていたのでした。
第21話 妃になる代償
旧宮殿に送られるハリメ
ムスタファ皇子の母・ハリメ妃とスィパーヒー(騎士隊)の隊長たちが密会したことが明らかになりました。皇帝アフメトの地位を脅かす行いに母后ハンダンはハリメとの協力関係を解消。ハリメをエスキサライ(旧宮殿)に追放。騎士隊の隊長を投獄しました。
投獄中のギライ兄弟の前に現れる人物
クリミア・ハン国の王子シャーヒン・ギライとメフメト・ギライはイェディクレの牢に捕らわれていました。ギライ兄弟の前にある人物が現れます。その人物とは死んだはずのレイハンでした。彼はデルヴィーシュに突き落とされましたが奇跡的に助かったのでした。そしてギライ兄弟と共に自分をこのような目に合わせた者に復讐しようとしていました。
ムスタファ皇子暗殺未遂事件
トプカプ宮殿の後宮ではムスタファ皇子が何者かに襲撃されました。キョセムと後宮出納官ドゥドゥがかけつけてムスタファ皇子は無事でしたが。犯人を止めようとしたドゥドゥが腹部を刺されて重傷を負ってしまいます。
ムスタファ皇子暗殺の黒幕はなんと母后ハンダンでした。
ラシャの救出に成功
皇帝アフメト1世は側女のラシャ・ハトゥンを救出するためジェラーリ(反乱者)討伐に向かいました。そして戦いの末、ラシャの救出に成功。しかしジェラーリの首領カラ・サイトには逃げられてしまいます。
第22話 愛しき父
ラシャ懐妊を喜べないキョセム
皇帝アフメト1世は側女のラシャを連れて戻ってきました。ラシャはアフメトの子を身ごもっていました。
やがて後宮ではお祝いのパーティーが開かれ、宮殿は明るい雰囲気に包まれます。でもキョセムは素直には喜べず複雑な気持ちでした。
選択を迫られるキョセム
キョセムは太皇太后サフィエに呼び出されました。するとそこには父エンツォがいました。エンツォはサフィエに捕まり殺されそうになっています。サフィエはキョセムに、父の命を助けたければハンダンがムスタファ皇子を暗殺しようとしたのをアフメトに話すよう迫られます。断れば父が殺されますし、話せばハンダンが処分を受けます。どちらを選んでも人の命が失われ、キョセムは悩むのでした。
デルヴィーシュの弱点をつかんだファーリエ
皇女ファーリエはレイハンから手紙を受け取りました。そこにはデルヴィーシュが先帝を殺したことが書かれていました。ファーリエはその手紙を使って海軍提督デルヴィーシュにメフメト・ギライの釈放を要求するのでした。
第23話 長い戦争
流産しそうになるラシャ
ラシャの懐妊を祝うパーティーの場でハリメの侍女がラシャに薬を盛ります。ラシャは倒れあやうく流産しそうになります。ラシャは皇帝アフメトや母后ハンダンに自分が流産しそうになったのはキョセムのせいだと言うのでした。
父の居場所を突き止めようとするキョセム
キョセムは太皇太后サフィエに捕らわれている父親の居場所を知るために、ジェンネトを脅迫。父の居場所を吐かせます。キョセムは父の救出に向かうのですが。そこにはサフィエによって阻止されます。
停戦の使者
神聖ローマ帝国皇帝・オーストリア大公のルドルフ2世の使者がオスマン帝国にやってきました。使者は停戦交渉にやって来たのですが。皇帝アフメト1世はその条件が気に入らず交渉は決裂します。
メフメト・ギライの釈放
ギライ兄弟はダルヴィーシュと取引。ダルヴィーシュは皇帝アフメトを説得しました。ギライ兄弟は釈放されるものだと期待しています。しかし釈放を許されたのはアフメト・ギライだけでした。
第24話 秘密の暴露
次期ハン・シャーヒン・ギライ
皇帝アフメト1世は釈放したアフメト・ギライをクリミアハン国のカルガイ(次期ハン=皇太子)だと発表します。皇女ファーリエは大喜び。当然、牢に残されたままのシャーヒン・ギライの恨みをかうことになります。
サフィエの要求に屈するキョセム
キョセムは太皇太后サフィエから選択を迫られ。しかたなく父を助けるために母后ハンダンがムスタファ皇子を殺そうとしたことを皇帝アフメトに話します。それを聞いた皇帝アフメトは怒りました。
サフィエはトプカプ宮殿に残ることになり。そして皇帝アフメトはある決断をするのでした。
第25話 愛と権力の階段
キョセムの父エンツォの命
キョセムは太皇太后サフィエの要求通りハンダンの罪をアフメトに伝えました。キョセムは父を返すように要求。サフィエはキョセムの父エンツォを釈放しました。ところがエンツォは毒を飲まされていました。ジェンネトから解毒剤を渡されたキョセムは父のもとに急ぐのですが。間に合わずに父エンツォは亡くなってしまいます。しかも渡された解毒剤は水でした。
キョセムは父の復讐と、誰にも負けない強い妃になると決意します。
エスキサライに移されたハンダン
皇帝アフメト1世はムスタファ皇子の命を狙った罪で母后ハンダンをエスキサライ(旧宮殿)に移しました。ハンダンはすっかり元気をなくしてしまいます。
キョセムの復讐開始
キョセムは女官長ジェンネトと斧槍持ちナシプの密会の現場を押さえました。そしてキョセムは宦官長ハジュに報告。二人の関係は皇帝アフメト1世に知られることになります。
コメント